2010年8月 2日 (月)

入院中(第4週)

入院中、毎日つけていた日記です。

この週に市民病院から回復期リハビリ病棟のある宇野病院に転院しました。そして本格的なリハビリを開始しました。以前よりは随分歩くのが楽になった気がしましたが、体の正しい使い方は出来ていない状態でした。

それと、右に比べ左側の感覚異常があることが顕著に分かるようになりました(これは現時点もあります)。あと、早足で歩くと膝から落ちそうになる状態もまだ続いていました。

■6月22日(火)
最近、割とよく寝れるようになった。昨日は家からマイ枕を持ってきてもらったのもあるし。
10時からのリハビリでエアロバイクを10分間こぐ。負荷25W、トルク50rpm。こいだ後もそれ程負担を感じないが、腰は少し重い感じがする。
体温は36.9度。手とお腹に発疹が出始め痒いので、今日再び皮膚科を受診。
今日は割と歩くのに支障を感じず、自分なりにスタスタと廊下を歩いていたつもりだったが、荷物を沢山持ったおばさんにあっさりと追い抜かれてしまった。
午後リハビリで、「立っているより座っている方がおしりの負担は大きい」と言われる。また、背中の痛みがあったが、それは筋肉痛だと言われる。
PTの先生から「3kgの重りを持ち上げるレベルまでには回復したい」と言われる。2kgで20回アームカールをやって限界。3kgは10回が限界だろうと言われた。(*)
握力: 右43kg、左38kg

【注】*
この一週間後、宇野病院でのリハビリでイキナリ5kgの鉄アレイで20回アームカールx2セットやれる(やらされる)ことになるとは、この時点では想像できなかった。この期間で上肢側はメキメキと回復してきた記憶がある。

■6月23日(水)
朝、転院の連絡有り。週末か来週に転院かと思っていたので意外に早かった。今日は結構雨が降っていたので、今日が転院じゃなくてよかった。
午前中のリハビリでエアロバイクを15分間実施。さすがに足にくるが、大丈夫…と思ったが、腰やおしりが痛くなる。こうして日記を書いていると、HBで書くと結構疲れる。Bか2Bの鉛筆にしよう。
午後のリハビリで、初めて(ひねる)腹筋を左右とも10回できた。
立って2kgの重りを振ると、重りを持っている手の側に体ももっていかれる。まだ足の踏ん張りがきいていないらしい。
体幹の状態を把握するには、肘をついた腕立て状態を1分、横向きで腕一本で体を支えるのは30秒出来るようになるのが目安と言われる。
膝の内側やスネが痛い。リハビリの先生曰く「エアロバイクのせいだね」とのこと。
立ち眩みみたいになるのは、筋力の問題じゃなくて、体の水分調整がうまく出来ていないかららしい。が、これも病気の影響も考えられると言われた。
リハビリ中も病室に戻っても、他の患者さんの付き添いの方に「兄ちゃん、どこ悪いの?」と言われる。多分見た目には元気そうに見えるのでしょうね。
「ギランバレー症候群という病気なんですよ」
と言うと、
「あれまぁ、ハイカラな病気だねぇ」
と言われたのには苦笑した。
「けつまづくと転んじゃうんですよ」
と言ったら、
「そりゃ私達だってそうがな」
と言われる。そりゃそうだね…。
夜、体がとてもだるい。一日リハビリなどで動き過ぎた?会社の方がお見舞いに来て下さり、たまご屋のカステラを頂く。以前も別の人からたまご屋のシフォンケーキを頂いた。たまご屋って有名なのか?
握力: 右42kg、左36kg

■6月24日(木)
今日は転院の日だった。
お世話になった市民病院の看護婦さん達にお礼を言って10時に宇野病院に入院。
お昼ご飯を食べた後ぐらいから、足が疲れてきた。
PTの先生が色々と体をチェックし、上肢や下肢の筋力の状態を確認。左側が弱いとのこと。これから約一ヶ月の入院と言われた。そんなに入院するとは思わなかった。せいぜい二週間程度で退院かと…。
今日から早速リハビリ開始。何しろ、最大9単位(20分x9単位=3時間)のリハビリが出来るので。
OTの先生から体を色々触られる。右はくすぐったいが、左は全くくすぐったくない。左側は何か皮膚一枚多い様な変な感じ。
まっすぐ立って左右に揺らされるが、左に押されると踏ん張れない。

■6月25日(金)
宇野病院2日目。
潰瘍性大腸炎の状態が良くない。
今日は歩き方の練習から開始。つま先に重心がかかって、親指から外に体重を逃がすような動作が出来ていないらしい。そういうの、意識してやろうとすると難しい。
足首の(特に足の甲の部分)の動きの悪さは病気のせいとのこと。
夜、足(特に左側)を背中が若干筋肉痛になる。歩きにくくなってからバランスが悪くなるとともに、インナーマッスルがうまく使えない状態で、体の表面の大きな筋肉を強く使って体を支える状態が続いているので、上半身が非常に堅くなっているらしい。
握力: 右46kg、左40kg

■6月26日(土)
9時から1時間PT実施。
PTの副担当の先生が筋肉の状態をチェック。左右差が結構あるとのこと。
早く歩こうとして膝が折れてへばるのは、膝が曲がった状態で歩いているかららしい。普通は膝がまっすぐな状態でかかとが地面について、そこで力を受けるが、膝が曲がっているので、太股にモロに力がかかり、それで耐えきれずに膝から落ちるようになる状態なんだと言われた。
歩くのってこんなに難しい動作だったんだ。
11時からはOT。体全体をほぐしてもらう。その後筋トレを実施。加えて手作業の訓練。自分が思っていた以上に細かい手作業が不器用になっていた。
昼過ぎに週末の自宅外泊の為に一時帰宅。

■6月27日(日)
午前中にミサに出たら、家に帰るともう足が疲れていた。
15時に病院に戻り、早速リハビリ開始。
片足立ちを実施したが、左右とも5秒も出来ない。これはショックだった。足の筋力低下が著しく、5段階評価で3点とのこと。5kgの重り(アンクルウェイト)を巻いて足を上げようにも上がらず。何だか現実をまざまざと思い知らされる感じがした。
PTの先生曰く、今は自分の足の重さは持ち上げれるだけの状態らしい。また、体の重心が後ろにある(理由は足首が弱くて使えていないから)。
本当にリハビリで元に戻るようになるのか、少し不安になる。

■6月28日(月)
朝9時からリハビリ。
おしりの感覚?のテストを実施。3kgのアンクルウェイトは持ち上げれる。これに2kgつけたらダメ。
看護婦さんが「ギランバレー症候群の患者さんが入院するって聞いたので、どんだけ大変かと思った」と言っていた。僕はまだ軽いほうなんでしょうね。
何がどこまでどう回復していくのか先行きが見えない・想像できないのが不安。不安はつきないけど、明日のことは思い煩うなということか。
リハビリで何か色々チェックすることが多いので、それが回復に向けた訓練なのかそれ以外の目的があるのかもわかりにくいのも不安を感じる要因なのかも知れない。
今日で入院4週間が終わり。

2010年8月 1日 (日)

入院中(第3週)

入院中、毎日つけていた日記です。

この週から、徐々にリハビリが本格的になりました。といっても、2単位(PTで20分、OTで20分)の計40分しかありませんが。まだ下肢に力が入らず、特に足首に力が入りませんでした。一方で上肢側はだいぶ良くなった気がします。しかしながら、体幹がしっかりしていない状態が続いていて、キチンとした姿勢で歩いてはいませんでした。

潰瘍性大腸炎の症状がだいぶ悪くなり、頻繁にトイレに行ってました。胃潰瘍・十二指腸潰瘍もあり、消化器系潰瘍三冠王の状態でした。下肢脱力よりもこちらのほうがこの時期は辛かったです。潰瘍性大腸炎が悪くなった状態は、この後一ヶ月以上続きます。

なお、転院に向けて回復期リハビリ病棟のある病院を探して見学しました。

■6月15日(火)
入院3週目に入った。
今日は胃カメラ検査だった。胃の痛みをほとんど感じなくなったので、胃カメラは止めようかと思ったが、せっかくなのでやることにした。
前日の夜8時から欠食だったのでさすがにひもじい。
鼻からの胃カメラは2回目なので不安はないが、鼻がツンとするのは気持ちいいものではない。胃の具合はたいしたこと無いと思っていたら、「胃潰瘍と十二指腸潰瘍があります」と言われた。胃炎程度かと思っていたが。
午後、リハビリ。腹筋の運動はつらい。5回でもういっぱい。理学療法士の先生いわく、やっぱり回復にはまだ時間がかかるみたい。それでも、先週に比べれば腰が入るというか、背筋を伸ばして歩くことが出来るようになって、少し楽。
握力: 右38kg、左32kg

■6月16日(水)
お昼ごはんにチキンライスが出た。
同室の方のイビキがすごくて一睡も出来なかった。嫁さんにノイズキャンセラーヘッドホンを買ってきてもらう。
理学療法士の先生から、「今までは関節が固まらないようにすることだったが、今日から筋肉を伸ばす・動かすことを中心にリハビリをする」と言われる。
腹筋7回でダウン。上肢の方は、5kgの重りでボウリングの投球の真似をしたら重りが上がらず。まだ5kgの重りを持ち上げることが難しい。
サンボウルに電話して4kg程度の重さのボールを作ってもらうようにお願いする。どうせリハビリするならボールを使ってもいいだろうし。
夜、体温を測ると36.6度。毎日37度前後の熱がある。なぜだろうか?
三浦綾子の「光のあるうちに」を読む。いろいろ考えさせられる。人間、神様の前で素直に謙虚にひざまずくことが大事と分かっていて出来ない自分がいる。
握力: 右36kg、左32kg

■6月17日(木)
睡眠剤を服用したこともあり、よく眠れた。
雑誌に掲載されていた「正しく歩く姿勢」というのをやってみたが、足が出にくい。理学療法士の先生が言われるように、体幹の筋肉がまだ十分機能していないからか?これもリハビリで戻るのか、神経の問題なのか?
看護婦さんに手を引っ張られて足で踏ん張れるかやってみたが、二人の看護婦さんともに負けてしまった。一人はとてもきゃしゃな看護婦さんなのに…。
午後、転院先として岡崎東病院を見学する。が、僕が来るところとはちょっとイメージが違う。ほとんど寝たきりのご老人の方も多く、通院リハビリも無い(介護保険の場合は有り)ので、来週月曜日に宇野病院を見学することにした。
会社から電話があり、仕事のことでトラブっている様子。それにしても会社ってなんだろうって思う。
夜、体温を測ると36.9度。明日先生に聞いてみよう。
握力: 右41kg、左38kg

■6月18日(金)
朝、熱を測ると36.9度あった。主治医の先生に言うと、気にしなくてもいいとのこと。
昨日リハビリでスクワットをしたせいか、足が重いというか昨日より力が入らない。椅子に座っていると10分もすれば足が痺れてくる(*)。理由をリハビリの先生に聞いてみよう。
空中でのあしこぎがあまり出来ないので、こういうのを数値化して毎日状態をチェックするとか、なにか身体の状態を客観的数値で分かるようにしたいものだ。
来週から午前と午後の2回リハビリすることになるとのこと。午前中はエアロバイクをするらしい。
今日は外は雨。なんだか気持ちが沈みがち。夜、本を読んで少し心が落ち着く。熱を測ると、相変わらず36.9度。潰瘍性大腸炎の具合も良くなくて、出血が割りとある。これが発熱の原因なのかもしれない。
握力: 右41kg、左36kg

【注】*
この「座っていると足の痺れがある」という状態は、これ以降ずっと続いて、8月1日時点でも症状は変わらない。特に左側の痺れが直ぐに出る。

■6月19日(土)
朝、体温は36.4度と平熱。今日は自宅外泊。
嫁さんにイオンやウィングタウンに買い物に連れていってもらう。3時間程度ほっつき歩いたが、先週末よりは身体の状態は良い。でも家に帰ると疲れてしばらく動けない。また、ウィングタウンを歩いているとき、一瞬くらっとして倒れそうになった。まだ一人で出歩けるような状態ではないかもしれない。まだ、ふくらはぎに力が入らなくて、太ももの筋肉が痛くなり、ひざが抜けそうになる。
夜、W杯の日本-オランダ戦をTVで見る。日本、おしかったね。

■6月20日(日)
ミサに出て、CoCo一番屋でカレーを食べて家に帰ったら、さすがに昨日からの疲れもあるのか、くたくたで足が出ない。座っていると足の痺れ(足先から足の裏に始まり、全体に痺れるようになる)を感じる。割りに疲れを感じるのが、身体の中というか、背中から腰にかけて。しんどくて背中が丸まってしまう。まだ2日間フルに自由に動き回れるような状態ではないことを実感する。
息子と腕相撲をしてみるが・・・負けてしまう。握力が29kgしかないやつに負けるとはね。
今日は父の日。息子がプレゼントでシャープペンシルをくれる。ブログにメッセージも書いてくれた。なんだか感無量。
16時に病院に戻ると、どっと疲れが出た。
ボウリング部の先輩と後輩が、東京での大会の帰りに見舞いに来てくれた。1時間ぐらいボウリングの話をする。サンボウルに電話し、9ポンドのボールを作ってもらう。まずはこのボールでなんとか1G投げれるようになりたいものだ。
手に発疹が再発する。看護婦さんに言うと、薬の副作用かもしれない…とのこと。
夜、知り合いの子が見舞いに来てくれた。腕相撲をしていい勝負…。左は負けた。きゃしゃな女の子なんですけど…。
握力: 右40kg、左37kg

■6月21日(月)
午前中に宇野病院を見学する。費用がかかるが、個室もあるし、宇野病院を転院先に決める。
今日も外出中に、ふとした瞬間に床が抜けるようなフラッとする感じがした。
午後リハビリで、体幹(特に腹筋・背筋)のレベルが5段階評価で4と言われた。4とは、自力で起きあがることが出来るが、ちょっとした抵抗をかけられると我慢できなくて体を起こせないという状態らしい。但し、入院直後は上肢・下肢とも3程度若しくはそれ以下だったらしいので、随分回復したと言われた。
でも、「生活レベル」と「スポーツするレベル」は違うらしく、生活するレベルなら、あと一ヶ月程度で回復出来るだろうと言われた。
明日から午前中エアロバイクをする予定。リハビリから病室に戻ると、疲れて少し横になる。
今日で、入院3週間が終わる。リハビリで、腹筋が右ひねり10回、左ひねり7回から回数が増えない状態が一週間続いている。それと、かかとを先に地面につけて歩くことが未だ不十分らしい。
握力: 右36kg、左34kg

入院中(第2週)

入院中、毎日つけていた日記です。

ところで、握力を計測してますが、ねこおやじは罹患前は「右64kg、左52kg」です。この週では、元の状態のまだ半分ぐらいしか握力が回復していない、ということになります。

この週は、まだ歩くのが「ロボット歩行」状態のままです。また、歩く際に手を振る動作が出来ていません。骨盤の動作も出来ていません。“猫背のアシモ”だと思えば分かりやすいでしょう。

■6月8日(火)
入院2週目。
点滴がないのは体が身軽で良い。ただ、左手の点滴跡が痛い。
午前中は何となく体がだるくて眠たいのもあり、だらだらして過ごす。午後、仕事の資料を作成するが、手書きだと直ぐに手が疲れてしまい、なかなか出来ない。
リハビリで作業療法士の先生に、ボウリングが出来るのは、遊びで投げる程度でも10月ぐらいになるだろうと言われた。もっと早く復帰できると思っていたが…。
リハビリ室に行くと、自分はまだ恵まれている方だと思う。少なくとも自分で立って歩けるのだから。リハビリ後、左手・左足が痺れる。
夜に、1kgの重りでアームカールを20回実施。今日も睡眠剤を服用するが、なかなか寝付けられない。何かいつも胸が詰まるような痛いような感じがする。胃痛なんだろうか?
握力: 右32kg、左29kg

■6月9日(水)
理学療法士の先生から、「まずは体幹の筋力を回復させる」と言われた。要するに、体幹の骨格筋が病気のせいもあって出力がなかなか出ないから、ここから回復させないとキチンと歩くようになれないということらしい。
夜、同級生のハイジ様とアラレがお見舞いに来てくれた。同級生と話しをするのは気楽でいい。
握力: 右32kg、左29kg

■6月10日(木)
市民病院内の皮膚科と耳鼻咽喉科を受診。
聴力検査で、8,000Hz帯は60歳代の聴力と言われた…。でも問題無し。扁桃腺炎になるので、扁桃腺を切除するかどうか話があったが、パスした。その代わりというか、禁煙することにした。もう二度とタバコ吸いません。(*)
聴力検査中、シーンとした検査室で検査技師のお姉さんのお腹が「ぐぅ~」と鳴ったのが可笑しかった。丁度お昼ご飯前の時間でした。顔を赤らめてましたね(笑)
握力: 右34kg、左30kg

【注】*
実際、入院してから現時点(8月1日)まで、全くタバコ吸ってませんよ。このまま絶煙できそうです。

■6月11日(金)
胃痛が非常に辛い。
消化器科を受診し、来週胃カメラ検査することになった。ストレスのせいなのか、投薬のせいなのか。
昼過ぎに知り合いの子がお見舞いに来てくれた。元気そうでなにより。
頭痛は無くなり、胃痛を除けば体調は良くなってきたので、週末は自宅外泊が出来ることになった。
リハビリで、本格的なボウリングへの復帰は、正直かなり厳しいかも知れないと言われたが、自分の神経の剥がれた髄鞘の回復次第。神様にお任せするしかない。
神様は僕から何かを奪ったのか?それとも何かを与えたのか?
・・・きっと何かをお与えになったのだろうと思う。
握力: 右32kg、左29kg

■6月12日(土)
午前中から、久しぶりに一時帰宅。
びっくりするぐらい庭の草木が成長していた。
イオンに買い物に行ってみるが…嫁さんがついていないと、とても一人じゃムリ。何しろ人が(ぶつかったら)怖くて、歩くのも大変だし、まだまだ社会復帰はムリなんだなと実感する。
夜、かっぱ寿司を食べる・・・こういうの病院では食べれないからね。

■6月13日(日)
10時からミサに出る。立ったり座ったりするのが結構大変。途中から座ったままで、聖体拝領の時、歩くのが大変だった。嫁さんに手をとってもらって歩く状態。
ミサの帰りにイオンに立ち寄ったが、1時間でもう完全にへばり、足が動かなくなる。家で1時間ぐらい昼寝(もうばてばて)。でも、夜には体調は元に戻る。

■6月14日(月)
今日で入院2週間が終わる。
午前中に、転院に向けて打ち合わせ。また、神経内科の主治医から今までの検査結果の説明を受ける。
筋電図の結果は正常だが、脱力症状の前に扁桃腺炎などで熱を出したこと、髄液中の蛋白が基準値を超えていることから、ギランバレー症候群の診断を支持すると判断したとのこと。但し、髄鞘が全体的には剥がれていないように思えるので、回復は早そうと言われた。でも、後遺症はありそうで、100%の回復も無いと思うと言われた。
それ以外の体の異常(MRI検査など)は無し。まぁ、少し安心した。
握力: 右34kg、左30kg

2010年7月30日 (金)

入院中(第1週)

入院中、毎日つけていた日記です。

■6月1日(火)
ギランバレー症候群の疑いで市民病院で検査。
足が前に出にくく、足の甲が突っ張った感じがして、もう1週間近く経った。神経内科の先生の問診や触診の時、先生が腕を引っ張るテストを実施。
腕を胸の前で曲げ、それを先生が引っ張ると、力なく腕が伸びる(要するに抵抗して曲げたままに出来ない)。握力を計測すると、なんと右18kg、左19kg。脱力が下肢だけかと思っていたら、上肢も症状があった。(但し、この時の計測結果は若干不正確な気がする)
因みに、この時点ではスクワットは出来た(少なくとも1回は)。
精密検査は後日行うのかと思っていたら、今日いろいろ検査すると言われた。
筋電図や心電図の検査はともかく、血液検査では7本採血。そして、なんといっても「腰椎穿刺(ルンバール)による脳脊髄液検査」!これが痛かった・・・思い出したくも無い痛さ(*)。でも、折角なので、採取した髄液を見せて貰う。無色透明の液体だった。
2時間安静にした後、先生から「髄液中の蛋白質の数値が基準以上あるため、色々な状況からみて、やはりギランバレー症候群でしょう。入院して下さい。少なくとも2週間ぐらいは入院必要でしょう。長ければ1ヶ月ぐらいかかるかも知れません。」と言われる。
自分では今まで何とか動けてはいたので、まさか今日入院する事態になるとは思っていなかったので、入院準備はまったくしていなかった。急いで家に帰り、晩御飯のカレーを食べて、夜、嫁さんに病院に連れて行ってもらう。

【注】*
後日、臨床検査士のお姉さんが「この検査だけは痛々しくて見たくない」とおっしゃられていました。髄液採取の様子は自分では見えないけど、相当なものらしい。背中に結構太い針を刺すのですね。
後にお見舞いに来てくれた知り合いの子や親戚のおばさんも異口同音に「この検査だけは見るのも嫌」と言ってました。でも、ギランバレー症候群の場合、髄液の蛋白質を検査する必要があるので、多分必ずこの検査は必要です。

■6月2日(水)
腰椎穿刺の影響なのか、酷い頭痛。鼻から脳に抜けるような頭痛で、とても辛い。今日は、朝から頭部MRI検査やX線検査を実施。
立っていると頭痛が酷く、殆ど横になってすごす。
握力: 右24kg、左21kg

■6月3日(木)
相変わらず頭痛が酷い。今日もMRI検査実施。また、リハビリについて説明有り。1kgの重りでアームカール(腕の曲げ延ばし運動)を20回やるが、きつい。理学療法士の方にボウリングの話をしたら、3kgの重りでアームカールをしてごらんと言われた。やってみたが・・・ムリ。3kgの重りを持ち上げることが出来ない。
夜、手足の痺れや、ちくちくする痛みを感じる。こういった感じは今まで余り意識したことがなかった。
相変わらず下肢に力が入らず、気を抜くと膝からがくっと落ちそうな感じ。猫背で歩くのがやっと。(*)
握力: 右24kg、左20kg

【注】*
この「膝から落ちそうになる」「猫背でしか歩けない」という状態が入院前からずっと続き、入院後により一層顕著になった。このため、歩き方が、ロボットのアシモの様になった。理学療法士の方は、「類人猿に近い歩き方」と指摘された。

■6月4日(金)
主治医の先生に、夜寝るときに手足が痺れたと言ったら、「点滴治療しましょう」と言われた。直ぐに「ステロイドパルス治療」と「免疫グロブリン大量療法」を開始。5日間連続で点滴するとのこと。(なお、ステロイドパルス治療と免疫グロブリン大量療法の点滴は合わせて5時間/日)
左手の甲側に点滴針を刺されたが、うまく刺さらず2回失敗…痛い。結局、左手の前腕裏側に点滴針を刺された。
点滴治療開始のため、週末の自宅一時帰宅はボツになった。
日に日に足の力が弱くなる(*)。ギランバレー症候群のせいなのか、余り歩かないからなのかよく分からない。
握力: 右24kg、左21kg

【注】*
後日、理学療法士から、この時の足の脱力は、病気のせいと言われた。と言うのも、この時点では未だいわゆる「廃用症候群」ではなく、この病気の特徴でもあるが、筋肉をうまく動かせて無くても筋肉量は十分有る(筋肉が細くなることは無い)状態だったため。

■6月5日(土)
今日も点滴治療。頭痛も治らない。歩くのもフラフラな状態。
週末は退院や一時帰宅が多いせいか、病棟は割と静か。自分以外は病室に誰もいなくなったので、個室状態。(病室は4人部屋)
といっても、余り歩けないし、頭痛もするし、点滴もしているので、殆ど寝てすごす。
握力: 右29kg、左24kg

■6月6日(日)
夕方、姉が見舞いにやってきた。久しぶりに会ったが、元気そうでなにより。
体調は相変わらず。頭痛が多少良くなってきた。それと、握力が少しずつ回復してきた。
握力: 右30kg、左23kg

■6月7日(月)
前腕の点滴針の先が赤く腫れてきて痛い。また、頭痛・胃痛・不眠も続く。(今日まで殆ど寝れていない)
看護婦さんにそう言うと、直ぐに主治医の先生が診察に来られて、「問題が有りそうだし、腫れている原因もよく分からないので、4日間点滴治療したのでこれで断念して止めましょう」と言われた。体が嫌がっているんですよね、きっと。
今日で入院して1週間が過ぎた。なんだかあっという間である。
握力: 右27kg、左30kg