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2010年7月

2010年7月30日 (金)

入院中(第1週)

入院中、毎日つけていた日記です。

■6月1日(火)
ギランバレー症候群の疑いで市民病院で検査。
足が前に出にくく、足の甲が突っ張った感じがして、もう1週間近く経った。神経内科の先生の問診や触診の時、先生が腕を引っ張るテストを実施。
腕を胸の前で曲げ、それを先生が引っ張ると、力なく腕が伸びる(要するに抵抗して曲げたままに出来ない)。握力を計測すると、なんと右18kg、左19kg。脱力が下肢だけかと思っていたら、上肢も症状があった。(但し、この時の計測結果は若干不正確な気がする)
因みに、この時点ではスクワットは出来た(少なくとも1回は)。
精密検査は後日行うのかと思っていたら、今日いろいろ検査すると言われた。
筋電図や心電図の検査はともかく、血液検査では7本採血。そして、なんといっても「腰椎穿刺(ルンバール)による脳脊髄液検査」!これが痛かった・・・思い出したくも無い痛さ(*)。でも、折角なので、採取した髄液を見せて貰う。無色透明の液体だった。
2時間安静にした後、先生から「髄液中の蛋白質の数値が基準以上あるため、色々な状況からみて、やはりギランバレー症候群でしょう。入院して下さい。少なくとも2週間ぐらいは入院必要でしょう。長ければ1ヶ月ぐらいかかるかも知れません。」と言われる。
自分では今まで何とか動けてはいたので、まさか今日入院する事態になるとは思っていなかったので、入院準備はまったくしていなかった。急いで家に帰り、晩御飯のカレーを食べて、夜、嫁さんに病院に連れて行ってもらう。

【注】*
後日、臨床検査士のお姉さんが「この検査だけは痛々しくて見たくない」とおっしゃられていました。髄液採取の様子は自分では見えないけど、相当なものらしい。背中に結構太い針を刺すのですね。
後にお見舞いに来てくれた知り合いの子や親戚のおばさんも異口同音に「この検査だけは見るのも嫌」と言ってました。でも、ギランバレー症候群の場合、髄液の蛋白質を検査する必要があるので、多分必ずこの検査は必要です。

■6月2日(水)
腰椎穿刺の影響なのか、酷い頭痛。鼻から脳に抜けるような頭痛で、とても辛い。今日は、朝から頭部MRI検査やX線検査を実施。
立っていると頭痛が酷く、殆ど横になってすごす。
握力: 右24kg、左21kg

■6月3日(木)
相変わらず頭痛が酷い。今日もMRI検査実施。また、リハビリについて説明有り。1kgの重りでアームカール(腕の曲げ延ばし運動)を20回やるが、きつい。理学療法士の方にボウリングの話をしたら、3kgの重りでアームカールをしてごらんと言われた。やってみたが・・・ムリ。3kgの重りを持ち上げることが出来ない。
夜、手足の痺れや、ちくちくする痛みを感じる。こういった感じは今まで余り意識したことがなかった。
相変わらず下肢に力が入らず、気を抜くと膝からがくっと落ちそうな感じ。猫背で歩くのがやっと。(*)
握力: 右24kg、左20kg

【注】*
この「膝から落ちそうになる」「猫背でしか歩けない」という状態が入院前からずっと続き、入院後により一層顕著になった。このため、歩き方が、ロボットのアシモの様になった。理学療法士の方は、「類人猿に近い歩き方」と指摘された。

■6月4日(金)
主治医の先生に、夜寝るときに手足が痺れたと言ったら、「点滴治療しましょう」と言われた。直ぐに「ステロイドパルス治療」と「免疫グロブリン大量療法」を開始。5日間連続で点滴するとのこと。(なお、ステロイドパルス治療と免疫グロブリン大量療法の点滴は合わせて5時間/日)
左手の甲側に点滴針を刺されたが、うまく刺さらず2回失敗…痛い。結局、左手の前腕裏側に点滴針を刺された。
点滴治療開始のため、週末の自宅一時帰宅はボツになった。
日に日に足の力が弱くなる(*)。ギランバレー症候群のせいなのか、余り歩かないからなのかよく分からない。
握力: 右24kg、左21kg

【注】*
後日、理学療法士から、この時の足の脱力は、病気のせいと言われた。と言うのも、この時点では未だいわゆる「廃用症候群」ではなく、この病気の特徴でもあるが、筋肉をうまく動かせて無くても筋肉量は十分有る(筋肉が細くなることは無い)状態だったため。

■6月5日(土)
今日も点滴治療。頭痛も治らない。歩くのもフラフラな状態。
週末は退院や一時帰宅が多いせいか、病棟は割と静か。自分以外は病室に誰もいなくなったので、個室状態。(病室は4人部屋)
といっても、余り歩けないし、頭痛もするし、点滴もしているので、殆ど寝てすごす。
握力: 右29kg、左24kg

■6月6日(日)
夕方、姉が見舞いにやってきた。久しぶりに会ったが、元気そうでなにより。
体調は相変わらず。頭痛が多少良くなってきた。それと、握力が少しずつ回復してきた。
握力: 右30kg、左23kg

■6月7日(月)
前腕の点滴針の先が赤く腫れてきて痛い。また、頭痛・胃痛・不眠も続く。(今日まで殆ど寝れていない)
看護婦さんにそう言うと、直ぐに主治医の先生が診察に来られて、「問題が有りそうだし、腫れている原因もよく分からないので、4日間点滴治療したのでこれで断念して止めましょう」と言われた。体が嫌がっているんですよね、きっと。
今日で入院して1週間が過ぎた。なんだかあっという間である。
握力: 右27kg、左30kg

入院までの経緯(その2)

■5月18日
17日(月)、18日(火)のサンボウルでのリーグ戦を休む。とても投げれる様な体調ではなく、熱は無いものの、体がだるく投げる気がしない。
この週は仕事が忙しく、体がだるい状態にも関わらず、午前様を2回するなど夜遅くまで働いて、へとへとになった。睡眠時間は、平均4~5時間程度。
相変わらず手足の発疹があり、痒みも治まらず。

■5月22日
アレルギー検査をお願いしていた病院で血液検査を再度行う。(昨年末から発疹が出るのでアレルギーの検査を受けていた為。)
この頃には歩きにくさを感じる様になっていた。

■5月24日
体のだるさや易疲感があり、近くの内科で診察を受ける。歩きにくさを医師に伝えるが、未だ扁桃腺が若干腫れており、微熱も有るため、そのせいかもと言われる。いつものように抗生物質とロキソニンが処方される。
扁桃腺が腫れやすいこともあり、耳鼻咽喉科で受診するように言われる。

■5月27日
5月30日のボウリング西三河王座決定戦の出場を辞退する。とても投げれる感じがしない。
この頃には、もう歩くのがおっくうな状態で、足の甲に力が入らない状態になった。膝から下が無いような感じもする。歩くときは、かかとで歩く様な感じで、階段の上り下りが少し怖くなる。さすがに自分でも何かがおかしいと思うようになった。
なお、上半身の脱力感が有った記憶は無い。兎に角、何をしても疲れやすく、それもあって、ボウリングの試合は全てキャンセルにする。

■5月29日
血液検査の結果を聞きに病院に行く。
何度か熱を出したことと下肢の脱力感と発疹と潰瘍性大腸炎に何か因果関係があるのかを聞いたところ、ギランバレー症候群の疑いがあると言われる。そして、市民病院での受診を勧められる。
この頃は、歩くのはやっとの状態だが、ちゃんと歩こうと思えば歩けるような気もした。

■5月31日
体がかなりしんどくなり、座って仕事をしていても直ぐに疲れる。
15時半に仕事をあがり、病院に行って市民病院の紹介状を貰う。意識すれば普通に歩けるが…というような状態。この時点では、検査入院は有るかもしれないが、特に問題無しと言われるのかなと思っていた。(まさかこの後1ヶ月以上も入院することになるとは思わなかった。)

入院までの経緯(その1)

ギランバレー症候群により入院するまでの状況を記載します。

■4月26日
会社に出社後、午前中に39度の熱が出たため午後帰宅。病院で「足の付け根のリンパ腺が腫れて熱が出ている」と言われる。抗生物質とロキソニンを処方され一週間服用。

■4月30日
発熱の症状はすっかり良くなり、市民病院で不整脈の検査を受ける。トレッドミルでは心拍数が上限の160までなかなか上がらず、最後には思いっきり走らされる。臨床検査士の方に「現役高校生並みの心肺能力」と褒められる。(が、その1ヶ月後には歩くのもままならなくなるとはつゆ知らず…)

■5月9日
ボウリングの産業別選手権予選があり、6G投げる。体力的には投げている間は問題なし。但し、帰宅する際、すごく疲れた状態で、家に帰ってすぐに寝る。

■5月10日
サンボウルでの月曜日リーグ戦で、どうにも体に力が入らず、すぐに疲れ、2G目で息が上がる。気分も悪くなってきたので、途中で止めて家に帰る(思えば、この日以降はボウリングしていないですね…)。

■5月11日
朝起きたとき、体がしんどくて、午前中は会社を休む。午後出社するも、15時半に退社し家で寝る。

■5月12日
午後、会社を早めに退社し、近くのかかりつけの医者で診察を受ける。高熱ではないものの、37.8度の熱があり、扁桃腺炎と言われる。確かに扁桃腺が腫れて、白い膿も見える。溶血性連鎖球菌の検査は陰性。抗生物質とロキソニンが処方される。多分、この時の扁桃腺炎が引き金となってギランバレー症候群になったのかと推測される。

2010年7月28日 (水)

左側が未だ回復途上

リハビリ科で診察された際、右足は5段階評価で5でしたが、左足は未だ4のままでした。基本的に生活する上で今のところ支障はないものの、未だリハビリ・筋トレ・ストレッチをしっかりやらなければいけません。

今回のリハビリでは、足にかかる力の分散はOKだったのですが、「腹横筋の力が弱い」と言われました。それと全体的に筋肉が「堅い」ので、もっとストレッチをして柔らかくする必要があるとのことです。

・・・まあ、ろくに動けない状態で廃用症候群にもなりましたので、まずは筋トレをかなりたくさんやらされましたからねぇ。

この一週間の課題は、この「筋肉を柔らかくする(特に股関節周り)」と「腹横筋のトレーニング」です。

ボウリングするのは、まだまだ先になりそうですね。会社復帰は、お盆休み明けからです。それまであと三週間。どこまで回復するでしょうか。

2010年7月22日 (木)

今週のリハビリ内容

現在、通院してリハビリしています。

今週は、「左右の足の力の差異をなくす」がテーマです。

理学療法士の方に、「右足の場合、親指側に力がかかるが、左足の場合、かかとから小指側に力がかかり、左右の差異があるとともに、両方とも正しい力のかかり方ではない」と言われました。

足の裏にかかる力は、親指の付け根、小指の付け根、かかとの3点に力がかかるのが正しいとのこと。

私は現在、左側の力(特に足首から下)が弱く感覚障害や痺れもあるのですが、これがギランバレー症候群のせいみたいです。教科書的に言えば、ギランバレー症候群は左右対称に脱髄による脱力などが起こるのですが、私の場合は左側の症状が顕著です。

これによって、立つときも歩くときも、左右の差異があり、体にも負担がかかるのだそうです。しばらくは、正しい力のかかり方で立つ・歩くの訓練です。

2010年7月19日 (月)

ギラン・バレー症候群日記について

私、ねこおやじは、2010年5月中旬に罹患した扁桃腺炎が恐らく引き金となり、5月末に「ギラン・バレー症候群(難病情報センターへのリンク)」という病気に罹患してしまいました。

この病気は、「多発性神経炎」の部類らしいですが、自己免疫疾患の一つで、自分の免疫機能によって自分の末梢神経を破壊するという、厚生省での特定難病疾患になっている病気です。因みに、私の場合は、比較的軽い症状でとどまったため、比較的短期間(といっても、リハビリ入院まで含め、正味1ヶ月半)の入院生活で済みましたが、重症になると1年~2年かかり、最悪命を落とすこともある、怖い病気です。

私は、この病気により下肢や上肢の脱力・易疲労性となり、歩くのが困難な状態になりました。病院に入院し治療を受けるとともに、リハビリにより元の生活がある程度出来るように訓練しています。

このブログに、私のギラン・バレー症候群に罹患後、リハビリを通じてどのように回復してきているか、また罹患して現在に至るまでの様子などを掲載します。

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